第1回 友情・勝利・努力にあふれる乙女の物語 『ガールズ&パンツァー』
さて、私はこのブログを作成したのは良いが何について語るか迷い続けていた…そんな中でふとカレンダーを見るともう六月。一年のうち半分が過ぎ去ろうとしていたと気づく。それと同時に私の頭に浮かんだ一つの記憶…
あ、今月ガルパン最終章第二話公開日じゃん‼
…ってなわけでこのブログ一発目の感想はアニメ『ガールズ&パンツァー』について語りたいと思います。なお、このブログにおいては視聴済みの方にも見視聴の方にも楽しんでいただけるよう見視聴者向けの感想と既視聴者向けの感想の両方を語らせていただきます。特に既視聴者向けの感想はネタバレを多く含むため見視聴の方で、作品視聴予定の方は読み飛ばしていただくことを推奨いたします。
あらすじ
感想の前に軽くあらすじをば…
戦車道、それは古くより乙女のたしなみとして伝わってきた伝統的な武道。物語の主人公西住みほは、とある理由から戦車道の名門である黒森峰女学園から、戦車道が今は存在しない大洗女子学園へと転向する。しかし、とある事情から大洗女子学園にも戦車道が復活…過去の経験から戦車道に参加することに拒否感を感じていたみほだったが、同級生たちの姿を見て戦車道に参加することを決意。そこからはじまるみほをはじめとする戦車道に打ち込む乙女たちの物語…それが、ガールズ&パンツァー(以下ガルパン)なのである!!
…あらすじでネタバレするものあれだから伏せた部分もあるけど大体はこんな感じのはず…うん。
戦車道って?
あらすじでは簡単に古くより乙女のたしなみとされている…とかって書いたけど、そもそも戦車道って何ぞやって人向けに簡単に説明をば。
戦車道とは、簡単に説明すれば戦車を用いて争う競技。剣道とか柔道とかそういう感じ。協議内容としては相手の戦車すべてを撃破すれば勝ちってルールの殲滅戦と相手のフラッグ車を先に倒したほうが勝ちってルールのフラッグ戦の二種類が存在する。本編で描かれる試合のほとんどは後者のフラッグ戦のルールを用いて行われる。(学校対抗の試合であるため戦車保有台数の違いからの有利不利を少なくするため)
また、戦車道で用いられる戦車には特殊なカーボンを用いたコーティングがされておりよほどのことがない限り選手がけがをすることはない…とされている。(一部例外あり)まぁ、つまりは戦車に乗った女の子たちがドンパチやる競技って思ってくれれば大丈夫です
みどころ
[未視聴者向け]
さて、ここからが本題である。思う存分語らせてもらおう。この作品の個人的な魅力。それは「人物の成長」「友情、勝利、努力」この二点に詰め込まれていると思います。なんか、こういった表記をするとまるでガルパンはジャンプ漫画なんじゃ…って考えも浮かんできますが、「通用するんじゃね?」って個人的には思います。そう思うくらい熱いです。熱戦です。
まず人物の成長についてですが、主人公が成長するだけじゃないんです。みんなそれぞれの形で成長するんです。それがちゃんと描かれてるんです。もうね…最終回が近づくにつれて泣きそうになる瞬間がいっぱいありましたよ本当…最後は親の目線になって物語を見ていた感じさえありましたね。
そして、友情、勝利、努力…この三点についてですが…見どころとしてはこう書きましたが実際のところこの三拍子は逆並びになっている感じでしたね。勝つために様々な努力をし、そのうえで勝利を勝ち取り、最後には仲間との、そして対戦相手との友情が深まる。その王道ともいえる流れ…最近の作品で見たことあったかなと思いながら視聴していましたよ。そして、その友情の集大成が劇場版のとあるシーン…あのシーンを見るために俺はこの作品を見続けてきたのかと感じるほど好きなシーンです。うん…観返したい。そして、個性豊かな学校の数々。主人公であるみほが在籍する大洗女子学園をはじめ、この作品には個性豊かな学校が登場します。気品や騎士道精神を大切にする聖グロリアーナ女学院、戦車の保有台数を誇るお金持ち高校サンダース大学付属高校、ノリと勢いならどこにも負けない(?)アンツィオ高校、雪上戦に強いプラウダ高校。そしてかつてみほが通っていた高校である黒森峰女学園…TVシリーズだけでもこれだけの学校が出てきてその学校の生徒もそれぞれ個性的であり魅力的なのですよ…(ちなみに余談ですが私のお気に入り校はサンダース大付属です)
あと、見どころとは関係ない点になりますが、この作品戦車や戦争映画などの知識がなくても楽しめるものになっています。観る前は私も「戦車とかわかんねぇ…」って思ってましたが作中で簡単な説明がされますので安心して観られると思います。
[既視聴者向け] (くどいようだがネタバレ全開なので注意)
本題の本題開始
個人的に見どころだと思うシーンはいくらでもあげられるが、説明する力も語る力も正直人並みより低い私には説明するには限界がある…なので、未視聴者向け見どころで述べた二点についてそれぞれ個人的に見どころと感じたシーンについて語らせてもらいます。
・ウサギさんチームの成長
ウサギさんチーム…彼女たちははっきりいって物語が始まった当初大洗最弱チームと言っていいでしょう。戦車の操縦練習においての自滅。聖グロリアーナとの練習試合においての戦車を捨てての逃走…この子たちはやっていけるのだろうかと初見時は呆れてみていましたよ…でも、そこからの巻き返しがすごかった。サンダース戦、アンツィオ戦での立ち回りはもちろん、プラウダ戦から生まれた勝利のために自らを犠牲にする精神は見事の二文字(まぁ、プラウダ戦に関しては廃校の真実を知らされてるからそりゃみんな覚醒してるよなとは思うが)そして、決勝戦…川でエンストしてしまい、プラウダ戦同様に自らを犠牲にする…かとおもいきや、みほの助けにより無事大洗のメンバーとして戦いに残ることができた。そしてその後の二輌撃破もあり大洗優勝の陰の功労者、そして大洗において一番成長したチームとして彼女たちを上げることができるだろう…
・友情のつながり
この物語でもっとも重要な部分であるのはこの友情の部分なのではないか。そう私が感じるようになったのはプラウダ戦の辺りからだった。プラウダ戦開始前のカチューシャは大洗を見下し相手にする気もなかったとうかがえる。(挑発行為が目的だったためとも考えられるがあれに関してはまぁ本心なんだろうなぁと思いつつ)しかし、彼女は負けた。その敗北を経て彼女は大洗を認め、同じ目線に立ったといえる。更に決勝戦を見に行くとまで宣言。こうして戦友の輪が広がっていった…そして決勝戦。ここでは逸見エリカとの友情が芽生えた…んだろうけど…正直描写少なくね!?
いや、最後の「次は負けないわよ」あのセリフのいい方的には見下すとか負け惜しみ的発言とかそんな気持ちもこもってないだろうし何よりもそのシーンまで一切みほはエリカに対して話しかけてなかったのにあそこで初めて返答してるし確かに友情は芽生えてるんだろうけどどこで認めたんだよ、その描写あったっけ!!(私の見落としの可能性もあるので見た方の中でこのシーンだよとかあれば教えてもらえるとありがたいです)
…まぁ、そんな展開もありつつ劇場版ですよ。大学選抜チームとの対戦当日、試合が始まる直前にまさかの全員集合。しかも劇場版初出の二校まで来てくれるなんて…ほんと、あのシーンだけは何回でも見たい。うん、これこそがみほの座右の銘『友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である』(ドイツの劇作家アウグスト・フォン・コッツェブーの言葉ですね)なんだろうなぁ
まとめ
これが私が語れる範囲のガルパンに関する想いです。まだまだ少ないなと思いながらこれからも作品を見て楽しんでいきたいと思いますし私の好きと皆さんの好きを共有したいなとも思っていたりします。そして何よりも、来週公開の劇場版ガールズ&パンツァー最終章第二話が待ち遠しいです。もうほんとに見に行きたい…けど、いけるかなぁ…(金欠+予定上の都合)…いや、行くんだって意思を強く持つことにしましょう。
ちなみにですが、今回はアニメガールズ&パンツァーについて語りましたが、まだ語りたい部分がいくつかあります。それは、漫画版ガールズ&パンツァーリトルアーミー(Ⅰ&Ⅱ)とプラウダ戦記の二本についてです!!これらコミックス版ガルパンに関してもいずれ感想を書きたいなと思いながらもそうしてたらガルパンについてしか書かないブログになりそうなんでいつの日かご縁があればといった感じで考えています。
…とまぁ、こんなかんじですかね。私にとって初めてのブログ投稿ということもありこれでいいのかと思う部分もありますが、少しでも興味を持っていただけたり好きだって気持ちを共有できればと思います。という言葉でこの記事は締めさせていただきます。ではでは、また次のブログでお会いできればと思います。最後まで読んでくれてありがとうございます。